戦争

大バカ者は殺されて当然か?No!!

今回イラクで捕まった香田証生さんについて。いろんな人が言ってるように、あまりに行き当たりばったりな自殺行為に近いイラク入りだったのは確かなようだ。彼がイスラエルに入国した事も、スパイ容疑(?)の原因になってるようだし。
93年と2000年に俺が旅した時、バックパッカーのいわば“暗黙の了解”として、アラブの国を旅するならイスラエル出入国の印を残さない(パスポートとは別の紙に出入国印を押してもらう)、というのがあった。多分に形式的なものだと俺は感じたものだが、個人で中東を旅する時の、それは“常識”だった。
そんな事すら知る余裕もなく外国人誘拐が頻発するイラクに入った彼は、確かに大バカ者だろう。それでも!その熱情を、俺は支持したい。支持もクソもないけど、彼のような奴は殺されて欲しくない。何ができるかはわからないが、彼の友人達がこのように(↓)動いているのを知った。「居ても立ってもいられず」動く人が「冷ややかなあざけり」を動かせるのか。でも、そこにしか希望はないんじゃないか…
以下、前にも紹介した“「自由な言論」を発信するメールマガジン「PUBLICITY(竹山徹朗氏)」”からの引用(このURLは彼のブログ。以下の引用は10/29付けのメルマガより)です。

….そのようなイラクに、政府は安全と言って自衛隊を送り出したことを忘れたのか。

何度でもコピーしよう。

そのようなイラクに、政府は、「安全」と言って自衛隊を送り出したことを、忘れたのか?

以下は西日本新聞の記事から。
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「友達としてできることをしなければ…」。香田証生さんの友人らは二十八日午後、地元の福岡県直方市で武装グループや日本政府に対し、香田さんの解放と救助を求める街頭署名活動に乗り出す。
署名活動をするのは、福岡県鞍手町中山の無職植松正義さん(24)ら友人有志。香田さんとは五年前に直方市内の居酒屋で知り合いになって以来、なんでも話し合える「飲み友達」という。イラク行きのことは聞いていなかったが「興味を持ったらやり遂げるいちずなタイプ。そこが好きだった」と理解を示す。
事件を知った二十七日は、居ても立ってもいられず友人に、小泉純一郎首相へ救出を依頼する寄せ書きを呼びかけ、六人が賛同。支援の輪を広げたいと署名活動を考えた。集まった署名と寄せ書きは二十八日中に首相あてに送る予定。
植松さんらは「(香田さんの)行動は軽率で非難されても仕方がないが、関係ない民間人の命と引き換えに自衛隊撤退を求めるあり方は間違っている」として「なにより彼は僕らの大切な友人。なんとかしたい」と、必死の様子で訴えている。
同日夕には、地元労働団体なども、香田さんの解放を求める緊急集会を同市須崎町公園で行う。(西日本新聞) – 10月28日14時36分更新
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それから、アラブのメディアに、香田さんが政府や自衛隊関係者でない事をアピールするメールを送ろうという動きもあります→ こちらのサイト

異変

台風で百人近くも亡くなったと思ったら、今度は新潟で大地震。今の日本は、いつどこで何が起こっても、不思議じゃないと思う。クマがやたら下りてくるのもそうだが、最近の日本列島の異変に次ぐ異変はヤバイと思う。
たぶん俺らは、暮らしとかライフスタイルとか消費とか、真剣に変えないといけないのだろう。少なくとも…. バカたれ戦争に向かってる場合じゃないのは確か。

昨日今日と、偽ジプシーのレコーディングがかなり進んだ。ラフミックスを聴きながら、一人興奮している。すごい作品になると確信。

音楽好きと反戦運動、あるいはバンド系とクラブDJ系の異文化交流

こんど11月23日に、大阪城野外音楽堂でイラク反戦の大きな集会がある。戦争協力を真剣に拒否する労組や、沖縄・韓国の基地反対などを関西で地道にがんばっておられる市民運動がガツンと集まる。その集会の前座を、「反戦でなんかやりたいけど、“運動”はどーもなぁ」て感じでサウンドデモとかやってきた人たちと、一緒にやる事になった。
そのグループ(関西有象無象と名乗るゆる~い集団)とは、5月にたまたまネットで見つけたサウンドデモに参加して知り合った。その時の名称が「アメ村右往左往」、その前に京都でやったのが「開放どすえ」。その、ネーミングのどーしようもないセンスに、俺は“仲間のにおい”を嗅ぎつけたのだった。
で、今回は集会のプレステージ(前座)という事で、朝の10時半からスタート。バンドマンやらDJ連中がそんな朝から集まれるのか?でも集まらねばなるまいな!ということで、今回のタイトルは「早起き大阪城」。わははは、どこまでも間抜けッス。
前にも書いたが、反戦集会に付け足し的にバンドが出ました~、俺たちだってたまには反戦の歌も歌います~、みたいなのはもう気持ち悪いから止めようやという話を最近いろんな人としてる。こういう集会にバンドで出るのも、一種の異文化交流として楽しもうと思ってる。