旅
インパクションという硬派な雑誌に、ジェロニモレーベルのインタビューが載りました。最新CDR「長居公園テント村ライブ」をとっかかりに、二人組でいろんなドラマーとやる醍醐味、バルセロナ・ツアーが実現したいきさつ、メッセージを発するバンドが目立つという状況は不幸なんちゃうか、など、好き勝手にしゃべり倒した事が、ほぼノーカットで載ってます。7ページに渡るロングインタビュー! 興味ある方は
■インパクション158号(インパクト出版会 隔月刊)
/特集:非正規化する対抗の場・労働ではない「お仕事」?
のP174「闘争的音楽案内」をごらんください。マイナーにがんばってる雑誌ですが、大きな本屋さんで注文すれば入手できます。
それともうひとつ。
■パンクロック専門誌「DOLL 8月号(No.240)」のPick up disc review で行川和彦さんが「El Camino del Loco(アホの道)」を取り上げてくれてます。
…ヒデヨヴィッチ上杉(vo, g)が昨春単身メキシコに渡った際の記録だ。MASSACRE 68のメンバーも含む現地の人とのセッション中心に、占拠ラジオ局などでの会見模様も収録。……ラテン・パンクと共振した熱いパワーを感じる。スペイン語と日本語で綴った丁寧な作りのブックレット付の約62分22トラック入り。
DOLLはわりと小さな書店でも見かけるので、入手は簡単と思います。
さてライブですが、明日は偽ジプシーがワンマンやるのです。
★7/8(日)大阪 天神橋六丁目 ブックカフェ・ワイルドバンチ
東欧バルカンのチョチェックほか、無節操で無国籍な数々のレパートリーを、ヴァイオリンのショコーニャ・フィドリンスカヤ・ヨコヤマーノフとのデュオで、たっぷり2時間たたみかけます! 会場のワイルドバンチは、図書館と古本屋とカフェと飲み屋が一体化したような、不思議なところ。詳しくはホームページをどうぞ。
それからジェロニモレーベルは、今月はバンドでは一回しかやりません。
★7/13(金)奈良 ネバーランド「ロックンロ~ル裏街道 vol.1」
出演:悪行三昧メメメ/ジェロニモレーベル/眼鏡と帽子 ほか
あまり知られていないが、奈良には若くて変なバンドがひしめいている。彼らと俺らで世界を変えて行こうじゃないかぁ、という壮大なるロックロ~ル祭りになったらいいな。とにかく今月、ジェロニモレーベルのバンドとしてのライブはこれ一回だけ。スペイン帰りの勢いを、目撃しに来てください。奈良観光を兼ねてどうぞ! ライブ詳細はhttp://www.gernm.com
この後、7月いっぱいはソロ(独りジェロニモレーベル)で東北まで動き回ります。詳細はおいおいHPで発表していきます。
7/20(金) 大阪 コラボ玉造(たまぞう) 出演:ヒデヨヴィッチ上杉のみ /詳細未定
7/25(水)京都精華大学 サパティスタ祭り(?)でゲリラライブ? /詳細未定
7/27(金) 国立かけこみ亭 出演:さっちゃん(花&フェノミナン)/ヒデヨヴィッチ上杉
7/28(土) 爆裂みちのくキャンプパーティー2007!@福島県の山の中(パンクの祭り)
公式サイト→ http://8319.teacup.com/yagaigig2007/bbs
7/29(日) 早稲田 交流スペースあかね 出演:ヒデヨヴィッチ上杉のみ /詳細未定
そして8月はちょっと気合いの入ったライブを企画してます。世界各地を旅しながら反戦を歌い続けるプロテスト・シンガー、文字通りギター一本で闘う男、DAVID ROVICS(デイビッド・ロヴィックス)が、アメリカから来日して列島縦断ツアーするのですが、関西での2公演を、ジェロニモレーベル(8/14京都アバンギルド)と偽ジプシー(8/15大阪吟遊詩人)でサポートします。おもろい出会いになりそうで楽しみだ。特設サイトを立ち上げました。注目をよろしく! http://www.gernm.com/david-tour07.html
2007-07-07 ほぼノーカット・インタビュー |
カテゴリー:旅, 芸術, 音楽 |
コメント
(0)
関東~みちのくツアー
変なのがいっぱいvol.2が終わった。少なくともこの4~5年の間、ジェロニモレーベルが一番お世話になったクラブウォーター。千日前の裏寂れた界隈の、ほとんど廃墟じみたこのビルにも、もう来る事ないのかと思うと、ちょっと切ないモノがある。

この日のライブはメインステージの合間に偽ジプシーとコンフントJが酒場に出没する“流し”みたいにフロアーでナマ音で演奏し、常に生演奏が途切れない、というのを目指してみた。これ、実際やってみると思った以上におもろかった。
恨み節系弾き語りの久ぼたなお子は歌ってる時は艶っぽいのに「変なのの仲間入りが嬉しい~」と歌ってる時点で、やっぱり変であった! そしてハチワレ天満宮はこれまで見た中で間違いなくベストアクト。壊れかけた二人組キャンディーズが超低速パンクをやってるようなバンドなのだが、ビートの切れ、歌の爆発力、たたみかける曲展開に圧倒された。
「美しい国を踊り倒す」変体舞踊の袋坂ヤスオは、今回は菊のタブーに挑戦。ある意味、臭気のただようステージであったが「安倍政権のおかげで、美しい国をテーマに躍らせていただいて来ましたが、そろそろこの芸風にも終止符を打ちたく思います。皆さん、ぜひ参院選へ」と真面目にアピール。やってくれるなあ!
最後は俺らジェロニモレーベル。フロアで“流し”してるコンフントJをステージに呼んで、切ない名曲Mi Ultima Parranda(俺の最後のバカ騒ぎ)をセッション。この切ない曲は、ずーっと演奏していきたい曲のひとつだ。
ドラムの堀ちゃんはハチワレ天満宮の後のダブル出演にもかかわらず、結局、アンコール含めて俺らだけで一時間以上演奏した。
お客さんも「変なの」が多かった。この日のライブのために店を閉めてスタッフ5人で京都から駆けつけてくれた夜想の人たちとか……。
次回のジェロニモレーベルは、その夜想にて。サイケな共演者に混じってラケンロ~ル炸裂します。京都では久しぶりのライブです。京都の人、レッツ目撃!!
★6/29(金) 京都二条 夜想
出演:after hours / ロケットSON/ PENUMBRA/ ジェロニモレーベル (俺らの出番は最後。21:30ごろ)
Live & Salon 夜想 :075-211-0901 京都市中京区油小路通御池南西角三洋御池ビル(地下鉄東西線「二条城前」より歩いて3分)
そして翌日は偽ジプシーが、ジプシー音楽研究家・関口義人さんの誕生パーティーという、豪華イヴェントのオープニングに登場します。
★6/30(土) 京都 アバンギルド “Gypsy & Brass Night”
出演:偽ジプシー/ DJ(吉本秀純)/地中池/ DJ(関口義人)/フレイレフ・ジャンボリー
18:30 偽ジプシーからスタート
UrBANGUILD :075-212-1125 京都市中京区木屋町三条下がるニュー京都ビル3F(京阪三条から西へ進み木屋町通りを南に約150M)
その後は
☆7/8(日) 大阪天六 ワイルドバンチにて偽ジプシー・ワンマンライブ
☆7/13(金) 奈良ネバーランドにてジェロニモレーベル
に続き、ソロで東方にツアーします。
★7/27(金) 東京国立 かけこみ亭
出演:さっちゃん(花&フェノミナン)/ヒデヨヴィッチ上杉(独りジェロニモレーベル)
かけこみ亭 東京都国立市富士見台1-17-12 S&Sビル(JR南武線谷保駅北口下車2分)
★7/28(土) 爆裂みちのくキャンプパーティー2007!
フリーライブ@福島県双葉郡浪江町津島 ゆうの里オートキャンプ場(国道459号線沿い)
公式BBS http://8319.teacup.com/yagaigig2007/bbs
5月のツアーでは「まだらや」というとんでもない空間と、名古屋~岡崎あたりで動き回るおもろい人達に出会ったが、今度は東北パンクスとの出会いが、めちゃくちゃ楽しみだ。
メキシコもバルセロナも愉快だが、日本にも心強い仲間が各地に散らばっていて、それぞれ孤軍奮闘してるんやという事が、最近わかってきた。何もせんかったら、お先真っ暗な世の中になって来てるが、動いてたら希望はある!…ような気がする。
2007-06-24 |
カテゴリー:旅, 音楽 |
コメント
(0)
スペインでライブしてきました。バルセロナのProsperitat(プロスペリタット)という地区で年に一回、一週間ぶっ通しでやる祭りがあるんですが、そこで2回、ジェロニモレーベルで演奏してきました。
詳しい報告は、写真や音(できれば動画も)を含め、そのうちホームページにアップしたいと思ってます。かなり受けました。
曲によっては、スペイン語日本語チャンポンで歌うのですが、日本語に変わる瞬間にどよめきが起こったり、予測できぬリアクションも楽しかったです。堀ちゃんのビシッとしたドラムと弾けたコーラスも、大人気でした!
サメ(Tiburon)が受けるのは去年のメキシコで体験済みでしたが、新曲「ゲバラの夢、サパタの夢」、それに意外なところでは「村に戻る気はねぇんだ」などのゆったりした曲も大好評でした。歌詞覚えて歌っとる兄ちゃん姉ちゃんもおったからなあ~。
5/31と6/1の二日連続ライブでしたが、セットリストは以下のごとし(二日ともほぼ同じ)
1.利害 / Dan~o y provecho
2.うつつ
3.カモ / La facil presa
4.村に戻る気はねぇんだ / Al pueblo ya no tengo ganas de volver
5.おまえの言いなり / El mundo esta bajo la mano
6.昨日と同じ今日が来て、今日と同じ明日が来ると思ってたら大間違い
7.除去 JOKYO 除去 ~ 仕事と称して男も女も / Desalojamiento!
8.罰当たり幸福男 / Un hombre feliz y castigado por el cielo
9.ゲバラの夢、サパタの夢 / Suen~o de Guevara, Suen~o de Zapata
10.サメ / Tiburon
11.Ne spavaj mala moja…(旧ユーゴのラケンロールのカヴァー)
12.陳腐 / Lo banal
俺はライブの前後も合わせて2週間ほど滞在し、祭り自体も楽しんだのですが、ほんまスペイン人は、人生楽しみまくってます。とくにProsperitatのあたりは、国内外からの出稼ぎ労働者がたくさん住み着いてる歴史があるらしく、住民の5人に一人が楽器を弾けて、10人に一人が自分のバンドを持ってるという、バルセロナの中でも特に祭り好きな地域らしい。
路上で楽しむのは当然なんやと、警察や行政に対しても当たり前のように強気で、街なかの公園で、真夜中11時から5時まで大音響でライブしてました! 俺が感激のあまり、Todos estamos LOCOS!(アホばっかりや!)と言うたところ「あほバッカリヤ」いう日本語がにわかに流行したほどです。ということで、詳しい報告は後ほど!
そしてお知らせです。6/20に、大阪は千日前のクラブウォーターでイヴェントをやります。2月にやって好評だった「変なのがいっぱい」の第二回目! 今回の出演はメインステージに久ぼたなお子(妖艶恨み節)/ハチワレ天満宮(ジェロニモレーベルの堀ちゃんのメインバンド。日本昔話系超低速パンク)/袋坂ヤスオ(美し~い国を踊りたおす変体舞踊)/ジェロニモレーベル。
そしてその合間にはフロアーにて、ファルソス・ヒターノス(偽ジプシー)とコンフントJが、チョチェックやテックスメックスの生演奏を完全ナマ音で提供いたします。どの瞬間を切り取っても、ナイス音楽あるいはヤバイ舞踊が楽しめるという、強力イヴェント。お見逃しなく! そして実は、長年お世話になりまくったクラブウォーターが、十三に移転するため、これが千日前での最後のライブになるのです。ぜひ、かけつけてください! 詳しいライブ情報はホームページをどうぞ。オール手描きのフライヤーはこちら。
2007-06-12 バルセロナの簡単報告と「変なのがいっぱい」 |
カテゴリー:旅, 語学, 音楽 |
コメント
(0)
« 古い記事
新しい記事 »