早起き大阪城&サウンドデモのレポート後編(11/25付け)に、ちょっとした反響があるなあ。PWP山口さん、草加耕助さんのレポートに、俺の文が引用されてます。ありがたいです。
サウンドデモの、外に向かっていく独特のエネルギーというのは実際に参加してみんとわからんですね。それとコメントにも書いたけど、デモやりっぱなしでは、あまり意味ないというか、もったいないとも思う。いろんな人がレポート書いて互いにリンク張りあうのは、とりあえず、とてもだいじな事なんじゃなかろうか、と。
それから、“「イラクやパレスチナで苦しんでいる人がいる」と叫び「平和」を訴えるデモなのに、周りの人達のパフォーマンスなどを楽しんでいるあなたは一体なんなのですか?”と疑問を投げかけるコメントもいただいた。
俺は、デモを、ことさら悲壮感漂うものに祭り上げるのも、逆に、ことさら“一般受け”を狙うことも「それは違うんじゃないか」と思っている。ライブ“早起き大阪城”のフライヤーに書いたように「コレから先はメシを食うように反戦を語ろう」だと思うんですよ。
ブッシュやらコイズミやらプーチンやらの戦争屋オヤジどもの悪口をなんぼ繰り返してても、もう、この世界はどうしょうもないっちゅうか…。現代を生きる事はすなわち、“一生反戦”を覚悟するしかないんじゃないか、と。
しつこく続けるしかないのなら、少なくとも自分で納得のいく方法でないとやってられん。俺はバンドをやってるので、なおさら、そこに積極的な楽しみを見出さぬことには動けない&動きたくない。
そう。それに、こうやってブログなんかで発信してるのは、俺にとってはあくまで補助的な手段なのです。俺がやってるのはバンド! ただ今、ふたつのバンドで本番ラッシュの真っ只中!
世界最小R&Rバンドの ジェロニモレーベル、そして無国籍&無節操な Falsos Gitanos(偽ジプシー)が、今なにをやってるか、何を歌ってるのか。ホンマはそれを、世間にもっともっと知ってほしいのだよ。とりあえず、まだの人はHP見れ。
近いライブは、12/8偽ジプシー@sound bar吟遊詩人(大阪)、12/15ジェロニモレーベル@ウーララ(京都)です。チェック!!
2004-12-03 ほんまは、ライブを見てほしいのだ。CD聴いて欲しいのだ。 |
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みなさん、東ヨーロッパはバルカン半島の魅惑のジプシー音楽・チョチェックを知ってますか?何?ご存知ない?それはつまり、結婚式なんかの宴会で酔っ払って踊る、ゆったりしたダンス音楽なのです。旧ユーゴのエミール・クストリッツァ監督「アンダーグラウンド」で日本でも有名になった、エロティックで情熱的で泥臭い音楽。
“だいなし”→ジェロニモレーベルと、これまでずっと日本語でギャーギャー言うロックをやってきた(今後もやる)俺ですが、こういう泥臭くてエスニックな音楽を、自分でもやりたくてたまらんかった。そこで2年ちょい前に、新たにファルソス・ヒターノス(偽ジプシー)を結成して今に至るのですが、チョチェックをマネしてるだけでは飽き足らず、やがて自作の偽チョチェックを歌い始めた。
そしたら、俺らの偽チョチェックでバルカンの人を躍らせてみたいじゃあないかと、さらに野望は膨らんだ。いつしか、「対テロ戦争じゃなく、偽チョチェックを全世界に!」をスローガンに掲げ(俺ひとりで言うてる気もするが)、バルカン半島への逆輸出を夢想してるわけッス。
で、去年の夏はですね。その可能性を探りに、果たして偽チョチェックは本場で相手にされるのかを試しに、単身セルビアに乗り込んできました。結論から言うと、思った以上に相手にされました。
変な日本人が来てチョチェックやってるぞ!しかも独りで!しかもギターとブーブー(カズー)だけで!!てなわけで、セルビアでは3回もTV出演した上、ローカルラジオに出たりもした(その後に行ったスペインでも)。その旅の成果の片鱗は、CDR“メセチナ地獄”にしっかりと刻みこんであります。
帰ってから1年間、「いやぁ~、向こうは展開が早いぞ。行ったら行っただけのことあるぞ」とあちこちで大口たたいてきたけど、今ひとつ説得力に欠けるんで、偽ジプシーHPに記録をアップした。まずは写真と簡単な説明だけですが、徐々に充実させていきます。
あ~っ。また早く行きてぇよぅ! レコーディングのほうは、ゆっくり着実に進行中。作るのはひたすら楽しい。しかし、どうやって世に出そうか。自部屋の押入れに眠らせず、聴きたい人の元に確実に流通させるにはどーすりゃいいんだ? そういうことをこれから思案し実行に移していかねばなぁ。
誰か、金出してくれんかのぅ。極東にすむ我ら偽ジプシーに、知恵と資金をプリーズ。偽チョチェック世界輸出計画に加担したい人がおったら、いつでもコンタクトくれ。まずは国内から何とかしたいですけど。
俺は真剣だ~!
2004-11-27 東欧(セルビア)・チョチェック修行 |
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…..で、カベはある程度崩れたんだろうか?
当然予想してたことだが労組動員の集会参加者は、ライブが終わるころになって続々と会場入り。だから、普段とは全然違う客層を相手に演奏したらどんな反応が返ってくるんやろう?という試みは、あんまり成立しなかった。それに俺自身だって、メイン集会を横目に機材の撤収やってサウンドデモの打ち合わせに参加して、デモ解散地点の京橋まで車ころがしてJR環状線で野音に戻ってきたら、もう集会は終わりかけてた。だから、沖縄辺野古やら韓国のナマの現地報告を聴けなかった。残念だった。
あと、これはもう笑って済ませるしかないんだが、何人かの友達から「もうライブ終わったンすか?」と声かけられ、「昼前にやったよぉ~!」「マジっすか~。昼ごろ起きて、今来たとこっスよ…」「あ、あのなぁ~… 朝の10時半てあれだけ言うてたやろー!(苦笑)」というやり取りを何度か交わした。まぁ、コレはやむを得んだろうな。昼前のライブなんてやっぱり無理があるもんな。(でも、フライヤー見たらしっかり書いてあるぞ。読めよ、ちゃんと…)
さて、集会も終わりデモに出発。なんでも1600人の参加者があったらしく、最後尾につくサウンドデモと俺ら有象無象周辺ピープルは、道路に出るまでかなりヒマがあった。で、その間、いろんな隊列の人々のいろんなセンスのシュプレヒコールやら“歌”が聴けてなかなか楽しいんだが、ひとつだけ、どうしても耐えられないのがあった。
童謡の「桃太郎さん」にコイズミ首相を引っ掛けた替え歌を「ヘイ!」とか言いながら繰り返してるおねえさんたち。その「私たち、市民の感覚でやってますぅ~」的うさん臭さが、どうしても気持ち悪かった。誰がどんなセンスでアピールしようと勝手なんだが、「あの人らとは、一緒に見られたくねえっ!!」と、痛切に思ったのだった。あれなら、全員でイマジンを唱和するほうがまだマシや…
普段はあまりシュプレヒコールにも参加しない俺だが、その気持ち悪い替え歌を聴きたくないがためもあり、今回はけっこう叫んだなあ。だいたい、シュプレヒコールというもんは緊迫した状況にNO!を突き付けるアピールを、皆が言えるような簡潔な言葉にせねばならんわけで、古臭いだのセンスがどーのこーのと横から言うのはどうかと俺は常々思ってた。「これ以上イラクの人を殺すな!」とか「自衛隊は撤退しろ!」とか「これ以上沖縄に基地を作るな!」というのは、これ以上ひねったり脚色しようもない、ギリギリの叫びだと思うから。
だが、俺の回りで勝手に叫んでる人らのは感覚的におもしろかった。「自衛隊は逃げろ! 殺す前に逃げろ!」とか「派兵延長なんかより、被災地に税金使え!」とか「大阪府警は路上から消えろ!」とか。実際、サウンドデモが出発しようとしたら、「トラックは最後尾につけ」とDJトラックに公安がびたーっとへばりついたのには驚いた。参加者はDJトラックの後ろを踊りながら歩くのが普通だから、これは明らかに妨害であり言いがかりだ。公安警察の中には何人かの“汚れ役”みたいなのがいるらしく、やくざ顔負けの下品さで参加者に食ってかかったり突き飛ばしたりしている。デモの本隊は、もう遠く見えなくなり、サウンドデモだけが分断された状態で、不毛な小競り合いがしばらく続いた。
なんだかわからんまま、ようやくデモ出発。俺はDJ・クラブ系の音楽は得意じゃない。むしろ苦手かもしれない。去年の夏にベオグラード(セルビア)で友達がその手のパーティに連れて行ってくれたが、何が楽しいのが全然わからなかった。うるさいだけだと思った。だいたい、自分で演奏するんじゃなくて人の作った音源を回すDJという行為がなんでそんなにすごいのか(楽しいのはもちろんわかる)よくわからんのだ。生演奏至上主義者と呼んでくれ。
が、この日トラックの上でぎらついた目で動いてるDJは、なんかわからんが無性にカッコよかった。選曲も俺好みだったかもしれない。あ~、このトンガリ感を自分のライブでも出したいっ!と真剣に思った。
サウンドデモの面白いのは、道行く人がほんとうに参加して来て、だんだん膨れ上がってくるところだ。携帯で写したりしながら歩道を歩いてたカップルが、気がついたら中に入って一緒に踊ってたり、交差点からVサインを送っていた白人のバックパッカーが気がつけば一緒になって歩いていたり。
ビジネスパークを抜けて京橋の街に向かう橋を渡るとき、重いレゲエの響きと川面に映る夕陽に、俺も気分の高揚を隠せなかった。デモの終盤になると、前に偽ジプシーで対バンしたDJユニット・デジタリカ(デジタルな烏賊)がトラックに登場。京橋のベタな路上が、完全なる異空間と化した。こりゃー楽しいわ!
デモが解散して、クルマ停めた所に向かってアーケード街を歩きながら、京都に帰る数人やら野宿者支援の運動をしてるMさんらと、ライブと集会がまったく別もんってのもちょっと寂しかったよなぁ、などと話した。でも今回の場合は、大きな反戦集会に「若いもんが乗っかった」という、初めから前座という形だから、その割にはやれることをやれたんじゃないか、とも思う。
俺のやりたかった異文化交流なんて、まだまだ始まったばかりだ。外に向かうエネルギーがなかなか見えにくい、ライブハウス主体でのバンド活動に限界と苛立ちを日々感じてるせいもあるが、いろんな刺激的で素敵な連中と出会える事が何よりもうれしい。
帰り道の阪神高速で堺の手前まで南下するという、ちょっとどんくさい迷い方をしてしまい、西成区や大正区といった大阪のディープな地帯を2時間もさまよった。ヘロヘロになってやっとの思いで名神に乗り、今朝のサービスエリアでトイレ&コーヒー休憩した。二人の吉田くんやK君と、13時間前に3台でここ出発したんだよなぁ、くたびれたけどなんかステキな一日だったなあ、と語り合ったことであるよ。
2004-11-25 ライブ!早起き大阪城(後編~サウンドデモは、やっぱり大興奮) (前編~カベはまだまだ厚いが、ひとまず成功か?? からの続き) |
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