絶望 アンド ちょっとだけ希望

 反戦ミュージック2005は大成功(一日目は豪雨にやられたがそれでもなお!)に終わった。ビッグネームも有名どころも呼ばず(呼べんけど)俺ら周辺のイキのいいバンドだけで、会場設営から何から何まで思い切り手作りで。そして大して赤字も出ず。詳しいレポートする余力は今ないが、ほんとよかった。濃い仲間がまた増えた。昨日は撤収作業も無事終了。選挙結果には…、ただただ、暗たんとして笑うしかなかったが!!

 この国が戦争に足突っ込んでるという事実、これがここまで完璧に無視されて、しかもそれがまんまと通じるとは! コイズミのヤクザ芝居が、ここまで効くとは…。加速度的に荒れていくこの国からは、国際感覚ちゅう概念が消えたのか??
 政府も世間も関係なしで俺はやりたいようにやったらあ!と言いたいが、実際問題として、これから生きづらくなっていくなあ。憲法9条も真剣にヤバイな。ますます、いらんエネルギー使わんといかんのか。疲れるし、もう嫌だな。もう、呑気にロックンロールとかチョチェックとか山遊びとか語学とか秘密の遊びだけやってるワケにはいかんのか。やるけど。

 絶望よこんにちわ。

 まあしかし、どんな独裁国家であれ戦争遂行中の荒れ果てた社会であれ、人は生きていくと言えば生きていくし生活は続くと言えば続く。なぜか、セルビアで遊んだり歌ったり飲んだ向こうの友達の顔が浮かぶ。消耗しても生きて行こうオーイェー。ますます高度にR&Rと偽チョチェックしながら、だ。

 7月から途切れなく高密度なライブが続いて、ほんらい苦手な夏が、今年は異常に楽しかった。そんなお祭り騒ぎ的な日々も、反戦ミュージックである種のピークを迎え、当分のあいだパタッとライブ予定がない。別に、自民圧勝に絶望したせいじゃないで!
 ここ数ヶ月の本番ラッシュを経て、共演したい人らはいっぱいできたんで、ライブ計画も落ち着いて考えようと思う。世の中お先真っ暗だが、バンド的には希望にあふれた9/11明けだ。

 ライブレポートを自分で書くことに虚しさを感じる今日このごろだが、反戦ミュージック2005は、終わってなお、もっともっと知られるべきイヴェントだと思う。来年もやるのかどうか、主催者の吉田一平含めまだそんな話をやる余裕はないけど、来れなかった人、来るのに二の足を踏んだ人にも、あの空気を知って欲しくてたまらない。
 落ち着いたら何らかの形でレポートします。というか、これ読んでる人で、あの現場にいた人、コメントでもメールでもいいんで送ってください。小さくてもショボくてもええから、ああいう場が日本中に増殖しまくったら、まだ何とかなるような気がする。こっちに来たらおもろいよ!と、しつこくうるさく俺は言おう。

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